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こんにちは!
池田市 阪急池田駅前 歯医者 アールデンタルクリニックです。
本日はインプラント手術のご紹介です。
この患者様は奥歯を他院で抜歯、そこにしっかり硬い物でも噛める治療をしてほしいとのご要望で、カウンセリングの結果、インプラント治療を行うことになりました。
まずはインプラント手術直後のレントゲン写真です。
【インプラント手術直後のレントゲン写真】
上記の部位にインプラント手術を行いました。
麻酔終了後、15分で終了です(^^)/
なぜそんなに早く終了できるのか、理由は・・・
【フラップレス手術(歯茎を最小限しか切除しない手術方法)】
上記の方法で行うことができた症例のためです。
当院では、術前に必ずCT撮影を行い、現状の骨の状態や神経の位置など精査致します。
その結果、骨が十分に存在し大きく歯茎を切らずに安全に手術可能な場合は、インプラントを挿入するためだけの穴のみ(直径5mm程度)歯茎を切り、それ以外は一切歯茎の切除を行わない、という方法が可能となるのです。ですので一切縫合(糸で縫うこと)もしておりません。そうすれば、術後の腫れや痛みが最小限に抑えることができ、患者様の負担も軽減することが可能となるのです。
(骨が少ない症例や骨がでこぼこの場合は骨整形を行う必要があるため、上位の方法では困難です。その際は通法通り、歯茎を切開し手術を行っております。)
今回、この方法をご紹介したのは今までのインプラント手術の経験に基づきます。私が初めてインプラントを行った頃は、やはり外科手術なのでしっかり術野を目視することが何より大切になります。ですので、大きく歯茎を切開し、自信をもって手術を行っていたことが懐かしいです。ただ、やはり術後に患者様から、腫れや痛みの訴えはありました。手術はきれいにできているのに、さらに痛みも可能な限り少なくするにはどうしたらよいのか、日々考えることが多かったです。
その中で私が出会ったのが、8倍に術野を拡大可能な拡大鏡でした。
その効果は絶大で、本当に裸眼の状態よりも明確に術野を確認することができる(^^)/私は外科手術の際は100%8倍の拡大鏡を使用しております。
そしてインプラントの経験が多くなってくると、上記のような最小限の手術が可能となるのです!
少し話は変わりますが、最近インプラントをご希望の患者様がとても多くなってきました。
歯を失った場合、その後行う選択肢は4つです。
①何もしない
②入れ歯
③ブリッジ
④インプラント
それぞれメリット・デメリットはあります。私の考えは、歯を失ったからそこにインプラントを行う治療が必ず必要だ!とは全く思っていません。抜歯を行っても、部位によっては歯を増やすメリットがない場合は、何もしなくて良いともお伝えしておりますし、状態によって入れ歯が良い・ブリッジが良いともお話します。逆に、インプラントが1番良いとお伝えすることもあります。
そもそも、歯を増やすことによって見た目の改善ができる・今より食事が満足にできる・歯を入れないとかみ合わせが変わって将来的に歯を失うリスクが高くなる、など理由がなければ必要ないと思います。その上で、残った歯の状況によっては何が最も良い方法なのかは人それぞれと考えているため、同じ場所の歯を失った患者様がいらっしゃっても何が最も良い方法なのか提案が異なる理由なのです。
当院ではなぜ歯を増やす必要があるのか、その方法は何が良いのか、理由を含めてしっかりとカウンセリングを行うことを大切にしております。その上で、患者様のご希望の治療を行うようにしておりますので、お口のお悩みがある方は是非一度、ご相談にお越しください。
ご連絡、お待ちしております(^^)/